コラーゲンって何!?

コラーゲンとは、脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつです。

体内に存在しているコラーゲンの総量は、人では、全タンパク質のほぼ30%を占めています。

またコラーゲンの働きは、骨や軟骨の形成に重要な役割をもち、細胞をつなぎとめるほか、

骨粗鬆症の予防、関節痛の緩和、リウマチの改善、アレルギー体質改善、肌の張り・柔軟性の保持などに効果が期待できます。

コラーゲンが不足すると!?

私たちの体は、もともとコラーゲンを自分たちの体内で合成することができるようにできています。

しかし、コラーゲンの合成量は、20代を過ぎるとどんどん減少しはじめ、

40代を過ぎると、体内で新しいコラーゲンを生産する能力が急激に落ちます。

コラーゲン不足によって様々なトラブルが生じます。

1. 肌の衰え

コラーゲンが不足してしまうと、肌は乾燥し、細胞同士の結びつきも弱くなってしまいます。

その結果として、乾燥肌、しわやたるみ、また肌のターンオーバーが乱れることからくすみなどのトラブルも生じやすくなります。

そして肌のバリア機能も衰え、紫外線ダメージを直接受けてしまう事によりさらに老化が進行します。

2. 骨や軟骨の衰え

コラーゲンが不足してしまうと、新しい骨や軟骨が作りだせないだけでなく、

作りだす骨や軟骨もコラーゲン不足で高密度のものが作れません。

骨折しやすくなったり、骨粗鬆症などの原因に繋がってしまいます。

3. 筋肉や腱の強度、柔軟性が低下

筋肉や腱は、コラーゲンを主成分とする部分で、

筋肉や腱の部分の形成にコラーゲンが不足すると、

筋肉量を維持できない他、関節、腱の強度、柔軟性に問題が生じ、関節痛などのトラブルに繋がります。


4. 血管の衰え

コラーゲンが不足してしまうことで、

血管は柔軟性や強度が弱く、さらに傷口の修復力も乏しい血管になってしまいます。

その結果として、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など、

恐ろしい血管の病気を引き起こす可能性があります。

5. 免疫力がダウン

コラーゲンが不足すると、内臓の強度や伸縮性、弾力や傷修復の能力が低下し、

免疫力の低下につながります。

6. 眼精疲労

目にも多くのコラーゲンが含まれています。

コラーゲンが不足することで、目を支えている筋肉が鍛えられて、

年とともに感じる視覚障害や疲れ目等、目のトラブルに繋がります。

ですから、コラーゲンを毎日定期的に継続して補う必要があると言えます。

コラーゲンを摂るには!?

コラーゲンを多く含んでいる食品として、

手羽先、鶏軟骨、牛すじ、豚白モツ、フカヒレなどがあります。

魚類では皮や骨にコラーゲンが多く含まれ、

サケ、真アジの開き、マイワシ、ブリ、ウナギの蒲焼き、サンマの開き、エビ、イカなどに多く含まれています。

鶏肉は平均してどの部位でもコラーゲンの量が多く、そのうえ低カロリーです。

ダイエットをしている方にもオススメの食品です。

コラーゲンサプリメントやドリンク飲料を活用することも、効率よく適量を摂取するためにおすすめです。


コラーゲンと一緒に撮りたいもの

コラーゲンと一緒に撮りたいものといったらビタミンCです。

コラーゲンを安定させる働きがあります。

肌をひきしめるために、

コラーゲンの線維をひきしめる役割を持っているヒアルロン酸やエラスチンも摂って弾力のある肌を目指しましょう。

優れた保水力を持ち、コラーゲンとともに肌の内部からうるおいやハリを高めてくれます。

コラーゲンと一緒に摂ることで、お肌のみずみずしさが格段にアップします。

コラーゲンの摂り過ぎに注意!

コラーゲンは人間の体を構成するために、必要なたんぱく質です。

しかし、摂り過ぎには注意が必要です。

摂りすぎると、腎臓に負担をかけたり、太ってしまったり、

ニキビや吹き出ものなど、皮膚のトラブルの原因になります。

1日の摂取量の目安は、余剰分が体外へ排出される分を計算して、5000mgは摂取して良いと言われています。

コラーゲン配合食品を摂取する際には、1日の摂取量を守りましょう。

さらに、甘いものはコラーゲンの糖化につながります。

糖化したコラーゲンは固くなり、弾力性が失われてしまいます。

また、コラーゲンを作り出す線維芽細胞まで弱めます。

甘い物を食べる時は、糖とコラーゲンの結合を抑える作用のある食物繊維と一緒に摂ると良いでしょう。

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